毎日、共有するのが良い、と私たちはヨーヨーを楽しみにして

wu296228313.fruitblog.net

ちなみに何カレーなんすか?

(2013/10/10 Thu)
時計 人気して、デザートをいただきたいっすね。
「そんなものは用意しとらんぞ」
「お隣さんにお邪魔して、フルーツ系のものをもらってきましょ」
 ローネちゃんに任せておけば、食物事情はすぐに解決するっすね。207ページ?寒いときはやっぱりカレーっすね

 家に戻ってきて、僕らは夕飯を待っているっす。
「まさかナノキが、ローネの家でカレーを作るなんてね」
 兄さんはすでに夜勤へとお出かけしたんで、ここにはいないとです。
「モダン焼きと闇たこ焼きを持って行ったから、ある意味で助かったわ」
 ノキエさんや、ローネちゃんがゾウさんを仕向けてきたっすよ。
「お母さんはこいつに踏んづけられればいいのよ」
「ぬいぐるみだからと侮れない戦力だから嫌なのよね。大輝君、どうにかしてくんない?」
 僕はいつも彼らと同居しているんで、というか味方なんで怖いわけがなかとです。
「この家はゾウさんやライオンさん、これらによるサファリチームで守られているのよ」
 おお、ノキエさん宅にはお山の大将部隊が配置されているんで、心強いっすね。
「そういう配置だったのー!? てか、ワニさんは山じゃないでしょーが!」
 ノキエさんや、ワニさんは基本的に川か沼に生息してるじゃないすか。だからいいんすよ。
「ほぼ関係ないでしょ」
 そんな文句ばかり言うと、後ろからトラさんが噛みついてくるっすよ。
「新顔だわ。どういう能力を持つのか、まったくわからないんだけど」
 そんなことよりナノキちゃんはまだっすか?
「炊飯器が音を立てる頃にはできとるぞ。どっこいせ」
 ちなみに何カレーなんすか?
「ふふふっ。雄偉が好んで食べる、スパイシーチキンカレーじゃ! 鶏肉にはササミを使っておる」
 なんと、脂身のないササミを使うとは。さすがナノキちゃんすね。
「まだ煮込んでる最中だから、もうちっと待たれよ」
「長老がいつの間にか、カレースキルを高めていたわ」
 ローネちゃんはうかうかしていると追い抜かれるっすよ。
「今度は特製のカレーを作ってあげるわ。代筆君の胃袋は私のものなのよ」
 激辛でなければおいしくいただくとです。
「我が娘のはとにかく辛いからね。下手したら舌が死ぬわ」
「ろくに料理もしないお母さんには言われたくないわ」
 そういえば最近、まったく解説をしていないっすね。もうそろそろ何かやったほうがいいんじゃないすか。
「そうねぇ。長老




この記事へのトラックバックURL

http://wu296228313.fruitblog.net/tb/?5256542708edf

この記事へのトラックバック一覧




中古でも恋がしたい!6

(2013/08/10 Sat)
}だしな」
 実際は授業サボってるところしか俺も見てないけど。
 喧嘩とかは見たことなかったけど、まあ、昨日のことを考えれば結構修羅場をくぐってそうだ。
 やられてはいたけど、あんな風に追っかけられて反撃しようとしたりとか、俺には絶対無理。
 すぐに警察様のお力を借りるぐらいしか手がない。
 あとはもう土下座するか、金を出してしまうかだ
「新宮が知ってるかどうか知らんけど、援助交際とかもよくしてるらしいぜ。それに友だちの友だちがあいつに三万払ってやらせてもらったとか言ってた」
 友だちの友だちかよ。都市伝説か。
 とはいえ、噂を考えればやっててもおかしくない。
 あんなナリだし。
 しかし……。 注:cartier 置き時計
「三万でリアルに手を出すとかもったいねぇ……」
 エロゲが三本か四本買えるじゃん。
 ヒロインが五、六人いれば、合計で二〇人と二次元でセックスできるじゃん。
 三万も出して、綾女とヤるとか。
 ……いや、まあ、あいつスタイルもいいけど。
 でもなぁ。リアルだしなぁ。
「お前のその感想もどうかと思うけど……。まあ、あいつ、あだ名も中古だしな」
「そんなあだ名があるのかよ」
「小学校からあるんだな、これが」
「そんな時期から援交してたのか? ってか、なんで外崎が綾女の小学生の時のあだ名を知ってるんだよ」
「あー。小学生の時、学校が一緒だったんだよ。だから、一応」
 そうだったのか。まあ、小学生の時の噂なんてすぐに蔓延するしな。
 俺もすぐに食いつきそうだ。
「なんにしたって、三万払って中古とヤるとか、正気の沙汰じゃねぇよ……」
 ひそひそと語り合う。
 とはいえ、さすがに内容がTPO的にマズい。
 本鈴の音と共に俺たちは話を止め、それと同時に担任の先生が入ってくる。
「はーい、ホームルーム始めますよー」
 二〇代とは思えない甘ったるい声を合図に、ホームルームが始まった。


 四時間目の選択授業である音楽が終わり、俺は教室に戻ってくる
 いつものように外崎と一緒に学食へ行こうと思っていたのだが、その外崎の姿がどこにもない。
「外崎なら綾女に連れて行かれたぞ」
 クラスメイトがわざわざ教えてくれる。
 だが、内容が意外すぎてすぐに理解できなかった。
「連れて行かれたって……。外崎の奴、何かしたの?」
「さあ? 美術の授業から戻ってくる時にいきなり、ちょっとこっち来いって肩掴まれて連れてかれたんだが」
「どこに行ったかはわか




この記事へのトラックバックURL

http://wu296228313.fruitblog.net/tb/?5205fe0be41dd

この記事へのトラックバック一覧




中古でも恋がしたい!5

(2013/08/10 Sat)
教室内で二次元美少女だの処女だの中出し云々の単語が飛び交っても嫌だろうし、俺もそこまで白眼視されたくない。
 オタクというだけでも生理的にアウトと宣言するやつもいるしな。
「じゃ、後で詳しくな」
 外崎との会話を終えると、キーンコーンカーンと予鈴が鳴り響いた。
 同時に、がらりと教室の扉が開く。
 担任は本鈴と同時に入ってくるので、担任の女教師ではない
 入ってきたのは綾女だった。
 札付きの非行少女である。
 いつもながらの茶色に染められた長髪。
 人を威圧するような鋭い目。
 ただ、顔立ちは整っており、クラスの連中はおそらく美人だと言うだろう。黙って留まっていれば、という注釈はつくだろうが。
 薄い鞄を肩から背中に掛けながら、ずんずんと教室の中へと歩く。
 俺も含めてみんな顔を合わせない。
 普段と同じだ。触らぬ神にたたり無し、ってなもんである。
 彼女が俺の前を通り過ぎる――と思ったら、止まった。
 そして、座っている俺を見下ろす。
 教室内に、妙な空気が流れ始めた。
 ……何か用なのか? 注:cartier 置き時計
 それとももしかして昨日の件?
 いや、どう考えても俺に用があるとしたらそれだよなぁ……。
「よ、よう……」
 彼女は顔を少し赤くして、ぶっきらぼうにそう言った。
 ……誰がどう見ても俺に言った。
 にわかに教室がざわつく。
「……見せもんじゃねぇぞ」
 だが、綾女が周囲に睨みを利かすとすぐに静まった。
 そして、彼女は俺の前から立ち去り、自分の席に着く。
 ……なんだったんだ?
「おい、お前、綾女に何かしたのか?」
 外崎が戸惑うように尋ねてくる。
「い、いや、別に何もしてねぇよ」
 昨日のアレは少なくとも、恨まれるようなことじゃないはず……。あいつがドMでそーゆー願望があるとかじゃなければ。
 とはいえ、しっかり顔を見られたのが失態だった。
 エロゲー入れた紙袋で顔を隠すとか、トラブルを回避する方法はあった気がするんだよなぁ。
 嫌な予感がして、ちらりと後方――綾女の方を見る。
 予感通り、何故か彼女は視線を俺にターゲッティングしていた。
「お前もあんなビッチに目を付けられるなんてついてねぇな」
 小さな声でしみじみ言うなよ。
「あいつ、よく問題起こしてるからなぁ」
 と、外崎は半眼だ。俺も知ってるし、ついてないのは我ながら同意だ
 綾女の素行は悪い話しか聞かない。
「喧嘩したり、授業サボったり、やりたい放




この記事へのトラックバックURL

http://wu296228313.fruitblog.net/tb/?5205fdd918573

この記事へのトラックバック一覧




中古でも恋がしたい!4

(2013/08/10 Sat)

 まあ、運がよかった。
 いや、待て。どう考えても悪いだろう。
 ……冷静に考えてもみろ。何で俺、こんなことに巻き込まれてるんだ?
 雨も強くなってきてるし。袋と、エロゲのパッケージが濡れまくってるよ。
「………」
 ふと、座り込んでいた女の子が立ち上がる。
 男たちに抑えつけられたためか、服は着崩れ、髪もボサボサになっていた。……スカートの下まで下着がずり下ろされている。気付いてないのか?
 彼女がふとこちらに向き直った。
「……あ……、あれ? あんた……」
 げっ! こいつ、クラスメイトの|綾女《あやめ》じゃねーか! 札付きの非行少女じゃねーかよ。
 こんなところで、こんな場面で、こんな状況になるとか、偶然にも程がある。
 もう近道とかどうでもいい。直に警察が到着して面倒なことになる。
「えっ……ちょっ、おいっ!」
 引き留めてくるのも構わず、俺は来た道を走って引き返した。#1

 徹夜でエロゲーをやってたもんで、月曜日だというのに寝不足だ。
 結局、昨日クラスメイトの綾女が襲われているところを目撃なんていざこざはあったものの、帰っていつも通りエロゲーをやった。
 壊れた内蔵DVDドライブは差し替えた。
 フリーズを起こしたパソコンも、特に問題なく起動している。
 激情のままにパソコンに当たってしまったからな。
 パソコンに罪はないというのに。
 反省しなくては。 注:cartier 置き時計
「ふああ〜ぁ……」
 授業前でざわつく教室を尻目に俺は大きくあくびをした。
「眠そうだな、|新宮《あらみや》」
 後ろの席に座る|外崎啓太《とざきけいた》が話しかけてくる。
 俺は顔だけで振り返った。
「ゲームで徹夜したもんでな」
「理想のキャラがいるって買ったヤツ?」
「……アレの話はするな。その後に買ったやつだ」
「ああ、なるほどね。いいのはいたか?」
「それなりに。八〇点以上が五人いた」
「タイトルは?」
「アレがダメだった事情も含めて後で言うよ。もうそろそろ予鈴鳴りそうだしな」
「オッケー」
 俺がオタクだというのはクラス内でも公然の事実だ。
 だが、アニメや漫画を見ている、パソコンに詳しいという程度で、ディープな趣味は晒していない。
 さすがに高校の教室内でエロゲーについて語るわけにはいかないしな。
 一応、それなりにTPOは弁えているし、それは外崎も同じだった
 こういうのは、裏でひっそりと楽しむもの。
 表だって語っていい趣味じゃない




この記事へのトラックバックURL

http://wu296228313.fruitblog.net/tb/?5205fd800e319

この記事へのトラックバック一覧




中古でも恋がしたい!3

(2013/08/10 Sat)
さと脱がせよ」
「んーーーっ!」
「だって、こいつ、暴れるんすもん」
「お前もそんなナリで処女じゃあるまいし、さっさと諦めろよ」
 地面を擦る音、人と人がぶつかる音が静かに響く。
 俺はとんでもない場面に出くわしたんじゃないだろうか。
 目を凝らすと、光の殆ど届かない奥の方で五人ほどの男がひとりの女が取り囲んでいる。一際大きい男が女の子の口を喋れないように掴んでいた。
 男たちはいかにもな格好、髪型でお近づきになりたくないタイプだ。ナイフとか持ってそうでマジ怖い。
 女の子の方は……顔は見えないけど、まあ、こっちも茶髪でピアスを付けており、服装も含めていかにも遊んでいそうなタイプだ。
 どうせこんなことになったのも自業自得だろうし、あまり同情する気にもなれない。
 向こうがこっちに気付く前に、さっさと引き返してしまおう。
「おい、あそこに誰かいねぇか?」
 げっ、気付かれた!?
「ちっ、メンドくせぇ。捕まえろ!」 注:cartier 置き時計
 その上、交渉の余地もなしか!
 男のひとりが走ってこちらに迫る。
 俺は顔を見られないように後ろを向いた。
 躊躇せずに携帯を手早く操作。1を二回押し、0を押し、通話ボタンを押す。
『どうされましたか』
「女の子が複数人の男に襲われています! 場所は○○駅の△△ビルの敷地内です」
 殊更、男たちにも聞こえるように大声で喋った。
 警察に電話するのに躊躇はしない。こちとらオタク狩りに何度も遭っている。国家権力はこういう時にこそ使うのだ。
「来るまでに片付けろ!」
 若干慌てたような怒号が飛ぶ。
 そこへ、パトカーのサイレンが近づくようにして響き渡った。そして、大きくなったところで止まる。
「ちっ、近くにいたのか。運がねぇ! バラバラになって逃げるぞ!」
 こちらに向かっていた男は反転して逃げていく。他の男たちも散り散りになった。
『もしもし。パトカーを急行させましたが、もう少し詳しい情報を――』
「……すいません。男たちは逃げました」
『あ、そうですか。ではそこで事情聴取を――』
 女の子が襲われていたのに悠長なことである。
 用もなくなったので、俺は携帯の通話を切った。まあ、この手の通報はよくあるだろうし、悪戯扱いにはならないだろう。
 ちなみにパトカーのサイレンは、ガラケーとは別に持ってるスマホで鳴らした代物だ。
 昼間だとバレやすいが、夜やこうしたビルの隙間で音が少しでも反響すると向こうも誤解する。




この記事へのトラックバックURL

http://wu296228313.fruitblog.net/tb/?5205fd0067d0f

この記事へのトラックバック一覧




All Rights Reserved iBRIDGE Corporation.